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Special 〜The Last Desert 南極レース 北田さんの挑戦

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アドベンチャーランナー北田さんが、南極で開催されたGThe Last Desertに出場されました。
過酷なマラソンイベントとして知られる4deserts。サハラ、アタカマ、ゴビ、3つの砂漠(deserts)を舞台としたマラソンのうち2つを完走したランナーには、最後の南極でのレース『The Last Desert』への参加資格が与えられるのです。
今回は南極からのレポートを御送り致します。

南極からのレポート

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世界最南端の町、ウシュアイア。ここから船で2日半をかけてレース舞台である南極ヘと向かった。 レース当日朝5時半。競技説明を受けて朝食を済ませた後、小型ボートに乗り込み、1ステージが行われるキングジョージ島に向かう。そこは南極の端にある島ということもあってか、天候が良く気温0℃ほどだった。

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上陸をして興奮していたのもつかの間、1ステージがスタート。号砲と共に全ての選手が勢いよくとびだしていった。 この南極レースではステージ毎のゴール距離が決まっておらず、時間内に走った距離を競うこととなる。レース途中で天候が悪化すれば、その日のレースはそこで終了。悪天候の日はレースが行われない。だから前半からとばしていくべきだと思い、僕は懸命に走り出していく。



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だがそうそう上手くはいかなかった。 降り積もった雪の上を走ると、足が膝上まで埋もれる。とても走れる状況じゃない。そこでトップ選手たちの足跡に付いていくことにした。だがそれでも雪は深くやわらかく、足をとられ続けながら進むこととなった。


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1時間が過ぎ、ようやくペースが落ち着いてきた。だがコースは登り下りばかりで平らな場所はほとんど無い。まるで雪山登山をしているようだった。そして午後になってくると強い日差しで雪が溶けだし、より走り辛い路面となっていった。




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そうしてスタートから13時間が経ち、1ステージの終わりが告げられた。くたくたに疲れた体を乗せ、船は次のレース地点まで進んでいった。 2日目以降も天候は良く、2ステージ8時間、3ステージ9時間とレースは進んでいった。だが思いとはうらはらに、チームでは足の痙攣や激しい下痢などが起こり、本来の力を発揮できずまま日々が過ぎていった。

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そして最終6ステージまで苦戦をしいられながらゴールとなった。結果、チーム戦2位。 悔しい。結果も悔しいが、それよりも自分の至らなさが悔しい。
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レース中も、レースに向かう準備の間にも、もっとやれることがあったんじゃないかと思う。 ですが、おかげさまでたくさんの課題を見つけることができ、無事にゴールをすることができました!この経験を活かして、これから更にチャレンジをしていきたいと思います。 応援いただきありがとうございました!

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走りを支えたトレイルランパイルショートソックス

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今回は南極を6日間250km走るという未知のレースでありました。特に寒さと雪にどう対策をするかが課題でありましたが、タビオさんのトレイルランパイルショートソックスはウール生地でとても温かく、南極でも寒くなること無く過ごすことができました。
ただ雪の中で長時間走ると靴下が濡れてしまいました。雪対策としてゴアテックスシューズを履き、靴か足首を覆うゲイターをつけていましたが、どうしても隙間から雪が入ってきてシューズ内(靴下)が濡れてしまいました。幸い今回は寒くても気温マイナス5度程度であったため、身体を動かし続けている分には大事に至らずに済みました。ですが、より寒い環境であった場合、ゴアッテクス等の防水機能が必要でありました。
また、ウール生地特有の肌触りの良さがあったことと、滑り止めが無く足裏との摩擦が少なかったことにより、マメなどトラブルは全く起こらなかったと思われます。長期間走り続けるレースの場合、滑り止め無しのソックスが適しているかと感じました。


トレイルランパイルショート ¥1,800+税


INFOMATION

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アドベンチャーランナー

北田 雄夫さん

1984年、大阪府堺市生まれ。

近畿大学陸上競技部に入部後、選手として主将として日本選手権4×400mリレー 銅メダルを獲得。翌年の日本選手権で優勝を狙うが、不運にも決勝レースに出場を果たせぬまま、日本一の夢は崩れ去る。

それから一度は就職をするも、自分の可能性を諦めきれず競技を再開。
勝つことにこだわり、より過酷な道を選択。

アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ5,895mに登頂。2015年、世界最長ステージレースTHE TRACK(9 stage, 521km)に日本人初挑戦。
世界10位となる。

北田さんホームページ